私が現在、このブログの他に運営している海外生活関連のブログの読者層を分析していた時のことです。
Googleアナリティクスは非常に便利で、どの記事をどこのエリアの人が読んでいるのかということまでわかるのですが、英語関連の記事は、大阪をはじめとする関西在住の読者が多いという事実が分かりました。
これは不思議に思っていたことです。関西圏の人は英語や、海外に対する興味が強い人が多いのでしょうか。
私がオーストラリアに2年間いた頃、英語が堪能だなと思う日本人に話を聞くと、確かに大阪出身という人は多いように見受けられました。
ここでは、【大阪出身の日本人が英語を上達するのが早い理由と、その特徴】をお伝えします。大阪出身者でも当てはまらない人もいるし、大阪出身者でなくても良い部分を見て「英語が上達しやすい人の特徴」を理解できればあなたの英語学習の刺激にもなると思うので、ゆるく読んでいってくれれば幸いです。
- 関西圏(特に大阪)出身の人は英語の上達に向いている。
- その理由は、主に3つある。
- メンタル面
- 特有のコミュニケーションの取り方
- 関西弁の発音と発生の仕方
- 英語学習者は真似てみる価値あり。
大阪出身者は英語の取得に向いているということは、本人にも自覚がある。

理由を考えれば考えるほど、関西圏の人が関東圏の人に比べて英語の習得に有利だと感じたので、この記事をまとめて大阪出身の友達に報告をしました。すると「考えられとるやん!合うとると思うよ!」というお墨付きをもらえたので、記事として公開します。
大阪出身者が英語の上達が早い3つの理由

大阪出身者のメンタル面
精神的に強い
ボケとツッコミの環境で育ったコテコテの関西人は、メンタルが強い。
私は社会人だった頃、大阪の千里中央に本社がある会社に勤めていたのですが、笑いに関して厳しい大阪の同期はたくさんいました。
少しボケるだけで「え、それなんなん?」「え、説明してもらえる?」「おもろないんやけど」と私にとっては尋問に近いツッコミが飛び交ってきた記憶があります。本人たち曰く「そのスベってからのやり取りからおもろくなってくるんやん」と言っていましたが、意味がわかりませんでした。
そのような環境で育った大阪の人は、外国人とコミュニケーションを取ることにビビらない精神力が備わっているのです。
オープンマインド
オーストラリアで出会ったある、大阪出身のハタチそこそこの若い子は、誰に対しても敬語は使わず、「年齢なんて関係ない、人は人やから。ちょっと生まれた年が違うだけ」と言っていました。
年齢に対する感覚がオーストラリア人も含め欧米人の感覚と似ています。そしてその感覚は年齢だけでなく、出身や過去の経歴も気にしないということも同様です。英語の前に必要な、異文化の人を受け入れる心が備わっているのです。
プライドが高く、物怖じしない
オーストラリアで通っていた語学学校での話です。スウェーデン出身の友達が、ある日本人の学生に出身を聞きました。
彼は、「OSAKA」と言っていました。彼は、出身国をいう前に出身都市を答えたのです。
イギリス人の友達と初めて話した時に、どこの国出身かを聞いたら「ロンドン」と答えてきた人がいるのですが、その時と同様、いや、それ以上の衝撃を受けました。
言えますか?どこの国の出身かも言っていないのに自分の出身の県を、言えますか?私は埼玉県出身なのですが、自己紹介で「SAITAMA出身だよ」と言う自分は想像できません。なんなら答えることが面倒くさい時は「TOKYO」と言うくらいです。
誇り高きOSAKA人。その物怖じせずに主張できるメンタルはコミュニケーションを取る上で非常に大切です。
コミュニケーション能力
大阪特有のコミュニケーションの取り方は、円滑な英語を使ったコミュニケーションをする上で非常に役に立ちます。具体的に紹介します。

ツッコミがうまい
単純に会話の上手さに通ずるものがあるのですが、相手の話のどこに突っ込めば話が広がるかをわかっていて適切です。英語での会話は、「調子はどう?今日はどんな感じ?」から始まります。些細な日常生活の話から、相手が話したことに対してテンポよく突っ込んだり、きになることを聞く力は、英語にも必要な力です。
話にオチがある
私自身あまり意識していなかったことです。言いたいことが伝えられる英語力を身につけようと努力をし、ある程度自分が言いたいことを伝える力が身についてきた頃、言いたいことは言えるのに会話がはずまないと悩んだ時期があります。原因が何か英語以外の能力にある気がして、私が一目置いていた関西人と外国人の会話を聞いてみました。
違いは明白でした。話にオチがあるのです。
面白いかどうかは問題ではなく、話に起承転結があって、聞いている側は「あ、ここで話が終わるんだな」と予測できるのです。彼が話し終わると良いテンポで相手のターンに変わり話し始めるのが心地よく聞こえました。
話の構成の仕方がうまいというのは、英語の出来不出来とはまた違った次元で、コミュニケーションを取る上で必要な能力です。これが自然にできて、例え言葉につっかえても物怖じせず話し切るメンタルがあれば、上達するのは火を見るより明らかでしょう。
関西弁の発生方法とイントネーション

声の出し方
声の出し方が、喉から出しているというか、太く聞こえます。これは、英語の発声をするときの声の出し方によく似ています。
私自身、日本語を話すときに口の中から音を出すような感覚で声を出しているのですが、英語を話す時は喉から出すので声が太くなります。今でこそ自然に発生方法を変えることができるようになりましたが、癖づけるまでは時間がかかり苦労しました。
お腹から声を出して喉を開いた状態で発する音はネイティブの声の出し方と同じなので、それが自然にできている人は早い段階でネイティブが出す音に近づけます。
イントネーション
最後にイントネーションです。我々関東圏に住む(特に東京近郊)は話し方に抑揚がなく、モノトノスです。私は自分の声を録音して聞いた時に自身を「感情欠落おじさん」と呼びたくなるくらい無感情の一定の話し声でした。
対して大阪の人が話すイントネーションは抑揚があり、標準語に比べると英語のイントネーションに近いと言えます。どちらも感情豊かで基本的にテンションが高いように聞こえます。イントネーションが影響しています。
英語が上達しやすい人の特徴
ということで、大阪出身の人から学ぶ英語が上達しやすい人の特徴をまとめました。
大阪出身者と言っても当然みんなに当てはまるわけではありませんし、あくまでたまたま私が出会った英語が堪能な日本人で、大阪出身の人が多く、共通する特徴が今述べたことだったということです。
タイトルには英語が上達しやすい特徴とあげましたが、英語だけでなく外国人とのコミュニケーションスキルにも関わってくる特徴もあったかと思うので、ぜひ参考にしてみてください。
- 関西圏(特に大阪)出身の人は英語の上達に向いている。
- その理由は、主に3つある。
- メンタル面
- 特有のコミュニケーションの取り方
- 関西弁の発音と発生の仕方
- 関東圏の人たちは真似てみる価値あり。
ということでこの記事はここまでです。
このブログでは、海外の生活や旅に関する情報をガシガシ更新しているので、興味があったら他の記事も読んでみてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。