
WordPressの画像を追加した時に、追加前と後では画像の質が目に見えて劣化しているなと思ったことはありませんか?
私もWordPressの記事を更新している最中なのですが、カメラの撮影方法のサンプルをアップした際に画質が悪すぎて写真ブログとしては見ていられないクオリティになってしまいました。
検索してみると解決する方法がいくつか書いてあったのですが、WordPress初心者にとってはその設定に行くつくまでがわかりやすく解説されていません。例えて言うなら、原始人にカレーの作り方を教えるとして、野菜は野菜室に入ってるから使っていいよと言ったところで、「ソモソモヤサイシツッテナンダ?」と思うでしょう。
ここでは、私のサイトをサンプルに、WordPressに投稿した画像の質をあげる方法を置いておきます。
詳しい解説は後ほど加えるかもしれませんが、今は他の記事を量産していきたいので一旦備忘録として置いておきます。同じような悩みを持つ方、ここに時間をかけても仕方ないのでサクサククリアしていきましょう。
投稿した画像の画質が劣化してしまう現象
WordpPressにある機能で投稿した画像が自動で縮小され、荒く見えます。
この機能は使用しているテーマにもよりますが、画像を早く読み込ませるために画像を劣化させるように機能しています。
WordPressのデフォルト設定を確認
まず、投稿した画像の質を変更する前に、一度現在の画像のサイズがどのように設定されているかを確認してみましょう。
画像のデフォルトを確認する手順
「管理画面」ー「設定」ー「メディア」ー「画像サイズ」

「画像サイズ」で現在の画像サイズが確認ができます。

WordPressをダウンロードしてから何も設定を変更していなければ、インストールしてから最初にやるべき設定をチェックしてみてください。
メディアをフルサイズで投稿する
同じ画像でも、投稿のサイズを変えるだけで劇的に画質が変わります。
まずはこちらを試してみてください。
添付ファイルをフルサイズに変更する手順
「投稿画面」ー「メディアを追加」ー「添付ファイルの表示設定」

画像をフルサイズに変更した結果
サイズ変更前

画像のサイズを変更する前はザラザラした質感が伝わってきます。写真の使い方を紹介するサイトにとってこの画質は致命的です。
サイズ変更後

画質をあげるためのPHPを変更する
プログラミングの世界にかかってくるので聞きなれない人もいるかもしれませんが、画像の質はPHPというプログラミング言語によって変更が可能です。
使用しているテーマによっても若干名称は変わる場合もありますが、phpファイルによって画像サイズの出力先も違います。
ここでは、WordPressの管理画面によってphpファイルを探す手順をお伝えします。
functions.phpがある場所に行き着く手順
「外観」-「テーマ編集」-「テーマのための関数(functions.php)」


開けましたら、PHP5.3であれば以下のコードを追記してください。
add_filter( 'jpeg_quality' , function ( $arg ){ return 100;}); |

PHP5.2以下でしたら、以下のコードを追記。
add_filter( 'jpeg_quality' , create_function( '$arg' , 'return 100;' )); |
functions.phpについての補足
大変大事なことなので、このfunctions.phpフォルダについて補足説明をしておきます。本題とは若干ずれますが、プログラミングにもし慣れていなければ確認しておいてください。
この管理画面からアクセスした時に、「functions.php」には「テーマのための関数」と名付けられています。
つまり、functions.phpは、テーマごとに作られているテーマのための関数なので、テーマの配下のフォルダにあるわけです。つまり、指定しているテーマの中の関数だけをいじるという意味です。
より詳しく説明すると、functions.phpはテーマフォルダの中にそれぞれ 1つずつ入っており、自分が今選択しているテーマフォルダの中に入っている functions.phpが利用されることになります。
そのため、テーマを切り替えると functions.phpの内容も変わります。
もし、functions.phpに自分でプログラムのカスタマイズをしている場合は、テーマを切り替えるときは必要に応じて、新しいテーマの functions.phpに関数をコピーする必要が出てきます。この場合でいうと、私が使っているJINというテーマの現在のバージョンでのみ、この画像サイズを変更する設定が機能します。
つまり、テーマをアップデートしたり、テーマ自体を変更した時は、functions.phpも同時に変わりますので、注意が必要ですね。
Jetpackの設定を変更する
最後に、WordPressプラグインのJetpackの設定を変更する方法です。Jetpackは便利な機能をパックにしたものなのですが、デフォルトで画像を圧縮しています。この設定を変えましょう。
Jetpackの画質のパフォーマンスを変更する手順
「Jetpack」-「ダッシュボード」-「パフォーマンス」


画像のパフォーマンスを向こうにしてください。以上。
WordPressの画質をあげる方法のまとめ
ここではWordPressで投稿した画像の質が悪いと感じたらやるべきことをまとめました。
・メディアをフルサイズで投稿する。
・PHPを追記する。
・Jetpackの画像設定を無効にする。
以上です。私も手探りで調べながらまとめているので、間違い等ありましたらコメントください。では。