How’s it going? 私(@wing_log)です。
英語を習得している最中、ブリティッシュアクセントが聞き取りづらいと感じたことはありませんか?
私たち日本人が学んできたアメリカンアクセントとブリティッシュアクセントには、その発音の仕方について決定的に違うことがいくつもあります。そして、周波数の高さも合間って、日本人にとっては聞きづらいと感じます。
☑️ ブリティッシュアクセントのテーマは「怠惰」
・単語中のRは発音しない。
・Tの発音は強くなったりどこかに消えたりする。
・Oの発音は「オー」。
☑️ ブリティッシュアクセントが聞き取りづらい理由はその癖の強さから
☑️ ブリティッシュアクセントは周波数が高いので、日本人には聞き取りづらい
☑️ 地域ごとに変わるブリティッシュアクセント
厳密に言うとこれはイングランド南部、ロンドンに近づくにつれて顕著になるので、「これがブリティッシュアクセントだ!だから聞き取りづらいんだ!」と言うと自分自身違和感がありますし、色々な人に怒られそうですが、発音についてあまり詳しくない人でも読みやすいように便宜上ブリティッシュアクセントと呼ぶことをお許しください。
では参ります。
ブリティッシュアクセントのテーマは「怠惰」

ブリティッシュアクセントのテーマは、一言で語ると「怠惰」です。
恥ずかしながら、私自身1年以上イギリス人の友達と一緒にいてもなお、ブリティッシュアクセントは聞き取りづらいと感じているのですが、友人であるイギリス人(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド人)にブリティッシュアクセントが聞き取りづらいとツッコむと、口を揃えて「俺らはlazyだからさw」と返ってきます。
以下の代表的な3つの例をみていきましょう。
ブリティッシュアクセントが聞き取りづらい理由1.
Tの発音は強くなったりどこかに消えたりする。
ブリティッシュアクセントの「T」は癖が強くて、個人的に発音するのも聞き取るのも、日本人が最も苦戦する音だと思っています。
基準があるとわかりやすいと思うので、アメリカンアクセントの話をします。
アメリカンアクセントの「T」は、単語の中で母音に挟まれているときに音がくだけます。
ウォーターが良い例だと思うのですが、発音するときは「ワーラーだよ」と習ったことはありませんか?すごく簡単に、これがアメリカンアクセントの特徴の一つです。
一方でブリティッシュアクセントでは、しばしば「T」の音が飲み込まれます。waterがウォッアになります。信じられますか?これがブリティッシュアクセントです。
逆に強く発音するときはものすごく強く発音します。ツァーとか、ツィー、ツャーと言う音が強く発音する「T」の音です。
イギリス人はお茶をするのが大好きなのですが、Tea timeにしましょうと言うときもブリティッシュアクセントでは「ツィータイム」と言っています。
☑️ Tea
・アメリカンアクセント ティー
・ブリティッシュアクセント ツィー
☑️ Doesn’t she?
・アメリカンアクセント ダズンッシー?
・ブリティッシュアクセント ダズンチー?
☑️ Last year
・アメリカンアクセント ラスト イヤー
・ブリティッシュアクセント ラスツャー
ブリティッシュアクセントが聞き取りづらい理由2.
単語の中にあるRを発音しない
ブリティッシュアクセントの中でこれもかなり顕著に現れているのが、この「R」の音です。発音しない。全くと言っていいほど発音しない。アメリカンアクセントに慣れている人ほど聞き取りづらいと思うのでは。
私自身、発音について本格的に習得したときはアメリカンアクセントを習得しました。ゴリゴリに下を巻くようになってからイギリスに行くことが決定し、渡英しましたが、簡単な単語でも何を言っているのかわからないことが続きました。Where が何度聞いてもわからなくて悔しい思いをしました。
カタカナ英語から抜け出し、英語の発音がある程度できるようになった人ほどブリティッシュアクセントを聞くと「R」を全く発音していないことに違和感を覚えると思います。例を挙げますのでご参考に。
☑️ Where
・アメリカンアクセント ウェァ
・ブリティッシュアクセント ウェー
☑️ there
・アメリカンアクセント ゼァ
・ブリティッシュアクセント ゼェー
☑️ your
アメリカンアクセント ユァー
ブリティッシュアクセント ヨー
☑️ door
・アメリカンアクセント ドァ
・ブリティッシュアクセント ドー
カタカナの発音にするとすごくアホっぽくなってしまうんですが、かなり近いです。
ゼー(there)とかケー(care)とかウェー(where)とか、独特のブリティッシュのイントネーションも合間って、羊が鳴いているのかな?と思う時があります。
みんな大好きエドシーランの歌にもかなり早口の作品がありますが、アメリカンアクセントの巻舌では歌えない、ブリティッシュアクセントならではと感じます。
ブリティッシュアクセントが聞き取りづらい理由3.
Oの発音は「オー」
ブリティッシュアクセントの「O」はカタカナ英語のままで発音は「オー」です。
アメリカンアクセントの「O」は単語によって読み方が「ア」に近い音になるのですが、そうではありません。単純に「オー」です。アメリカンアクセントでは「O」の発音がいくつかあるので、「あれほど頑張って違いを学んだのはなんだったんだ」と思う時があります。
☑️ hot
・アメリカンアクセント ハット
・ブリティッシュアクセント ホット
☑️ box
・アメリカンアクセント バックス
・ブリティッシュアクセント ボックス
ブリティッシュアクセントは周波数が高いので、日本人には聞き取りづらい
実は、ブリティッシュアクセントが聞き取りづらいのは、周波数の数値で見てもわかります。日本語とアメリカ英語、イギリス英語では周波数帯が違います。
日本語・・・125hz~1500hz
イギリス英語・・・・2000hz~12000hz
アメリカ英語・・・750hz~5000hz
母音の音が強いほど、言語的には周波数が低くなり、聞き取りやすくなります。
アメリカ英語がブリティッシュ英語よりも周波数が低いのは、母音が強めに出やすいと言うことです。 (米)ワーラー、(英)ウォッアに見ても、アメリカンアクセントの方が母音が強く出ているのがわかります。
日本語は全ての子音に母音がつくので非常に聞き取りやすいのですが、だからこそ我々日本人にとっては子音だけしかない英語の発音、特に周波数の高いブリティッシュアクセントに対して聞き取りづらいと感じるのです。
地域ごとに変わるブリティッシュアクセント

同じイギリス人なのに聞き取りやすい人と聞き取りづらい人に差を感じたことはありませんか?これは、イギリスの中で7マイルごとにアクセントが変わることが理由です。
7マイルというと約10km。東京の新宿と秋葉原で方言が変わるようなものです。
実際にほぼ町ごとにアクセントやスラングが存在し、「あの街のアクセントは最悪だ」「うちのアクセントはのんびりしてるよ」という話をネイティブのブリテイッシュから聞いたことがあります。
このアクセントの多さが、聞き取りづらい理由の一つでもあります。
ブリティッシュアクセントは聞き取りづらいまとめ
この記事ではブリティッシュアクセントは聞きづらい理由をまとめました。
☑️ ブリティッシュアクセントのテーマは「怠惰」
・単語中のRは発音しない。
・Tの発音は強くなったりどこかに消えたりする。
・Oの発音は「オー」。
☑️ ブリティッシュアクセントが聞き取りづらい理由はその癖の強さから
☑️ ブリティッシュアクセントは周波数が高いので、日本人には聞き取りづらい
☑️ 地域ごとにブリティッシュアクセントは変わる
本当に聞き取りづらいのですが、英語が話せる日本人は誰しも一度は憧れるブリティッシュアクセント。習得に挑戦して見てはいかがでしょうか?
正しい発音を学ぼう
英語を伝える上で発音は非常に大切です。
カタカナ英語から抜けださずにスピーキング力を高める人がいますが、非常に聞き取りづらく、LとRが言えない、母音の違いがわからないというのは、「日本人アクセント」では言えません。単純に発音が悪いと思われています。
これを機に、発音の基礎を学ぶことをお勧めします。
発音習得の5つのステップについてはこちら。

発音矯正の方法についてはこちら

DMM英会話で発音を勉強する方法はこちら

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。