How’s it going? 私(@wing_log)です。
あなたは英語のリスニングをするときに
「よく聞こえない」
「聞き取りにくい」
「何を言っているかわからない」
と思ったことはありませんか。
英語には音声変化があり、英語の発音はアルファベット通りに発音されないことがあります。実は、ネイティブが英語を話すときは音を少し変えて発音しているのです。
☑️ 英語を文章で発音するときは、6種類の音が変化する
☑️ 発音をするときの音声変化が顕著に現れるのはアメリカ英語
☑️ 英語の発音で変化する音声
- 音声の連結
- 音声の脱落
- 音声の同化
- 音声の短縮
- 音声の弱形
- 音声の変形
英語を聞いた時に、英文を見ると「何か違うなあ」と思う理由のほとんどはこれらの音声変化のせいです。
この記事では英語のリスニングをする時に感じる「何か変だなあ」を解消するための【英語の発音をする時の音声変化】についてシェアします。
英語のリスニングがうまくできない方は、この音声変化を身につけないといつまで経っても聞き取れないということもあるので、ぜひこの機会に覚えてください。
では、参ります。
英語のリスニングには、6タイプの音声変化がある
英語の発音をする際、6タイプの音声変化があります。
- 連結
- 脱落
- 同化
- 短縮
- 弱形
- 変形
文章の中に特定のルールが当てはまると、以上の音声変化が起きます。
ネイティブはこのような、厳密なルールなど考えずに自然に音声変化を行っていますが、我々非ネイティブにとってはルールを解析することで学習者の誰もが発音を正しく学べるようにされています。
基本的な共通認識としては、音声変化が起きるのは文章を一つのまとまりとして発音する時に起きます。
例えば I am a boy. という時、まるで「I am a boy」が一つの単語のように、一つのまとまりで発音をします。
音声変化のルールがいくつかあり覚えるのが大変ですが、これらの音の変化をマスターすれば、リスニングとスピーキングの向上に繋がります。一つ一つ見ていきましょう。
音声変化が顕著に現れるのはアメリカ英語
筆者はフィリピン留学でアメリカ英語を学び、オーストラリアでの2年間のワーキングホリデー生活でオーストラリア英語に触れ、現在イギリスにてブリディッシュアクセントを学んでいます。
各国のアクセントの違いは強く感じますが、この音声変化が最も分かりやすく感じるのはアメリカ英語です。
この記事でシェアする知識を完璧に身につけてイギリス人に披露すると「アメリカアクセントかよ」と言われるでしょう。
英語の音声変化①
音の連結
英文の中に子音で終わる単語+母音で始まる音がある場合、まるで一つの単語のように聞こえます。これを音声の連結と言います。
I can pick it up after eight
pick it upが一つのまとまりになり、発音の仕方が「ピッキッラッ」に近い音に変化します。
リスニングをしていると単語の切れ目が分かりませんという声を聞きますが、英語の文章にはこのような連結が頻繁にあるため、文章が繋がって聞こえます。
英語の音声変化②
音の脱落
発音をする時に起きる音声の脱落とは、単語の一部が消えてしまうことです。単語の最後のt、d、g、pなどの音は消えてします。
You can sit right there on the bed.
日本人にとっては出すのが難しい音です。日本語には子音単体の音がないため、t、d、g、pのような音で終わる単語を発音しようとすると母音が混じってしまい、強く聞こえてしまいます。
発音しないだけだと「スィ」と音が流れた感じで聞こえるので、「スィッ」と止めることを意識しましょう。
英語の音声変化③
音の同化
発音をするときの音声の同化というのは、二つの音が重なって一つの音に変わる現象のことを言います。
I wanna(want to) study English everyday.
「ワナ」ってカタカナ英語でも聞くことがありますが、これは実はwant to が同化してwannaに聞こえます。
want toの中にはnの音はありませんが、tの音が重なると音が濁ることがあります。
英語の音声変化④
音の短縮
発音する時に、音が短縮することがあります。
代表的な例で言えば、I am >>> I’m でしょう。
他にも音が短縮するときはたくさんあります。
I should have studied English today. >>> I should’ve studied English today
ちなみにshould not have はshouldn’tve で「シュドゥヌフ」に近い音に変わります。
知らなかったらわからないレベルですよね。
英語の音声変化⑤
音の弱形
実は、英語を発音するときはa,theといった冠詞、at,on,ofなど前置詞、but,andなどの接続詞は音があまり聞こえません。
例えばthe.
Can you pass me the salt?
theはカタカナ英語だと「ザ」と、発音する時に存在感がありますが、英語で発音するときの文章の中のtheはほとんど聞こえません。
英語の音声変化⑥
音の変形
英語の発音をするとき、変形にはいくつかのパターンがあります。
Can you give me the bottle?
ボトルのttが変形してロとドの間の音になります。ボローという感じです。
他にも、
internet makes our life covenant
インターネットのntが変形して「イナネット」に近い音になります。
さらには、
these eggs are rotten!!
文章の中、単語の中にttが重なり、nやmの音で終わる場合はtが飲み込まれます。
「ロッゥン」に近い音になります。ここまでくるとカタカナで表現する限界です。
リスニングにも関係する!?英語の発音に深く関係する6つの音声変化とは
この記事では発音に関する6つの音声変化についてお伝えしました。
☑️ 英語を文章で発音するときは、6種類の音が変化する
☑️ 発音をするときの音声変化が顕著に現れるのはアメリカ英語
☑️ 英語の発音で変化する音声
- 音声の連結
- 音声の脱落
- 音声の同化
- 音声の短縮
- 音声の弱形
- 音声の変形
この音声変化を身につけると一気に英語らしく聞こえてくるので、ぜひ試して見てほしいと思います。
音声変化について練習しよう
今回の6つの音声変化については、スタディサプリ ENGLISHについて詳しく学べます。
それぞれの学習項目の中に「音声変化ディクテーション」があり、音声を聞きながら文字を打ち込んでいきます。

ネイティブの綺麗な発音で読んでくれるので「正しい音声変化」を聞くことができます。

スタディサプリ ENGLISHは解説が非常に丁寧で分かりやすく言語化されているので、基礎を固めたい学習者には非常にオススメできる学習サービスです。

