奴隷は所有物…Wilberforce House 博物館の見どころと感想

How’s it going? 私(@wing_log)です。

今回は、世界最大の旅行口コミサイト【トリップアドバイザー】でキングストン アポン ハルの観光スポットで13位の観光スポット、Wilberforce house 博物館を紹介します。

13位ってそんなに高くないじゃんなんて言わないでください。イギリスの産業革命に隠された奴隷制度の闇を知ることができ、それを止めようとした政治家のWilberforceの家を拝むことができるのがこの博物館です。

ちなみにいうと、世界最大の旅行口コミサイト【トリップアドバイザー】「キングストン アポン ハルの観光スポット1位のStreetlife Museum of Transport 博物館」と同じ敷地にあるので、そのついででも良いから見て欲しい。個人的にはそれほど熱くお勧めできる博物館です。

アフリカ人に対する奴隷制度に興味がある方、制度を止めようとしたWilberforce House に興味がある方は見ていってください。

 

この記事で伝えたいこと

☑️ 三角貿易は西インド、イギリス、アフリカによる取引で、奴隷による労働が後の産業革命を起こした。

☑️ 博物館の見どころは当時のヨーロッパがアフリカ人の奴隷に対して考えたこと、行ったことを体感できる。

☑️ 人権の尊重を謳い奴隷廃止に尽力したのが政治家William Wilberforce。

では参ります。

Wilberforce House 博物館

17-18世紀、イギリスの産業革命を起こす財源を作ったと言われている「三角貿易」が起こした、その当時人間を労働力としてみなした奴隷制度の廃止を唱えた政治家、Wilberforceの生家がここHullのOld Townにあり、ここが博物館として解放されています。入館料無料です。

この博物館を訪れると、当時の奴隷貿易の仕組みや、奴隷を乗せた船がいかに過酷な旅だったか、冷酷は奴隷オークションの様子などが分かりますし、奴隷は産業革命を引き起こすほどに利益を出していたので、イギリスの利益を守ろうとする保守派に対抗し、Wilberforceが人道主義の考えを貫き、奴隷廃止の法案を議会で通すのがいかに大変だったのかを知ることができます。

 

奴隷制度がヨーロッパの経済発展を支えた三角貿易

「三角貿易(triangular trade)」というと社会の授業で聞いたことがあると思います。

17-18世紀に展開されたイギリスをはじめとしたヨーロッパ諸国とアフリカ、西インド諸島による貿易の仕組み。アフリカから黒人奴隷をアメリカ新大陸・西インド諸島に運び、そこからヨーロッパにタバコや綿花、砂糖などを運びました。

この時代に労働力としてみなされていたのが奴隷化されたアフリカ人であり、1,500-1,900の間に1,200万人の奴隷が運ばれました。

 

奴隷取引によるイギリスと西インドの関係

Wilberforce house 博物館では、奴隷制度の発端となった三角貿易について学べます。

三角貿易の取引国はイギリス、アフリカ西部、そして西インド諸島で、3つの国の関係が、後の奴隷制度とイギリスの産業革命に繋がりっていくのです。

西インド諸島ではイギリスからの移民がプランテーションを築き、砂糖、コットン(綿)、タバコなどの作物を作り輸出しました。イギリス人はリバプール、そしてブリストルの港から、鉄、布地、花器、アルコール等の製造物をアフリカへ輸出。そしてこれらの品々と交換する為、その土地の王様や仲買人が敵対する部族の人間を奴隷として差し出しました。

最終的に奴隷は西インド諸島へと運ばれ、そこでプランテーションのオーナー達に買われていくわけです。

 

政治家William Wilberforce

この奴隷制度に対して、人権の尊重を謳い奴隷廃止に尽力したのがWilliam Wilberforce(1759~1833)で、Hull出身の国会議員です。

似顔絵はすごくマイルドな印象を受けますが、像は険しい出で立ちですね。ポージングしている時緊張していたのかもしれません。

 

 奴隷は人ではなく所有物

Wilberforce house 博物館で私が個人的に最も衝撃的だったのが、「アフリカ人は人ではなく所有物」としてみなされていたということです。彼らは労働力として運ばれ、労働力として生かされていたのです。時に罰として吊るされることもあり、指示によってはアフリカ人同士が鞭を打つなどの罰を与えることもあったとされています。悲しい歴史を感じました。

 

装飾品が彼らのアイディンティティ

そのような過酷な歴史を歩み、アフリカ人が当時自分たちのアイディンティティを保つために文化を継承するために、オリジナルの衣装や装飾品を作って身にまといました。「We are What we wear」我々が身にまとっているものこそが我々を表している。ジンときてしまいました。

 

当時作られた装飾品も実物を見ることができます。

 

Wilberforce House 博物館 詳細

Wilberforce house 博物館の場所、営業時間等の詳細情報をシェアします。

場所

23 – 25 High St, Kingston-upon-Hull HU1 1NQ, England

公式HP

http://www.hcandl.co.uk/museums-and-galleries/wilberforce-house/wilberforce-house

 

電話番号

01482 300300

 

営業日・時間

Opening hours
Monday 10am – 4.30pm
Tuesday 10am – 4.30pm
Wednesday 10am – 4.30pm
Thursday 10am – 4.30pm
Friday 10am – 4.30pm
Saturday 10am – 4.30pm
Sunday 11am – 4pm

入場締め切り時間 – 閉館30分前

 

Wilberforce House 博物館の見どころと感想まとめ

今回はWilberforce house 博物館についてまとめました。

この記事で伝えたいこと

☑️ 三角貿易は西インド、イギリス、アフリカによる取引で、奴隷による労働が後の産業革命を起こした。

☑️ 博物館の見どころは当時のヨーロッパがアフリカ人の奴隷に対して考えたこと、行ったことを体感できる。

☑️ 人権の尊重を謳い奴隷廃止に尽力したのが政治家William Wilberforce。

歴史に疎い私としては、ああ、そんな史実もあったっけということから、なかなか直視せずにここまで生きてきた新たな発見があり、勉強になる場所でした。

Wilberforce house 博物館は人によって感じること、衝撃に思う場所は違うと思うので、ぜひご自身の目で見て、感じて見てください。

冒頭も申し上げましたが、隣により人気のStreetlife Museum of Transport 博物館があるのですが、個人的にはそちらよりも学ぶことが多かったので、ぜひWilberforce house 博物館を見学してみてください。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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